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中国 小麦保管に殺虫剤

2011年06月27日

 

 【新唐人日本2011年6月28日付ニュース】江蘇省北部では小麦の収穫が終わり、保管の季節になりましたが、最近、現地の農家が小麦の保管に殺虫剤のホキシムを使っていることが明らかになりました。学者はその危険性を指摘します。

 
小麦の長期保管の防虫剤として、江蘇北部では殺虫剤のホキシムが使われていることが、最近明らかになりました。南京財経大学食品工程学院の宋偉教授は、ホキシムの危険性を指摘します。
 
南京財経大学食品工程学院 宋偉教授:「この薬剤の分子に脱落しやすい、ベンゼンやシアノが含まれ。これらの人体に対する傷害は大きい、発がん性も強いので穀物の保存には使えません」
 
ホキシムの使用量も決まった基準がなく、農家が自分で決めるそうです。もちろん自家用には使いません。
 
南京財経大学食品工程学院 宋偉教授:「この薬剤の殺虫効果は普通の保管用殺虫剤よりいいですが、規定では使用不可 でも誰も構いません。政府や宣伝部門 技術普及部門が農民に正確な指導を行うべきです」
 
ホキシムは栽培や保管に使用されると小麦に残留し、摂取量が多いと健康を損なうといいます。
 
南京財経大学食品工程学院 宋偉教授:「食糧保管所での検査は少ないです。この薬剤は貯蔵後3ヶ月経つと分解し、加工すると大部分は取り除かれます。でも長くなると中毒になるのでは」
 
農家は乾燥の段階で殺虫剤のホキシムを小麦に混ぜ、それから倉庫に保管するそうです。報道によると、この薬剤は主に江蘇省宿遷市中揚鎮の村や近隣の県で使われているそうです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 

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